こんにちは、ぞえ(@kz_sue)です。
前回の記事に関してあたらしいマンガ道メンバーの鳥羽直人さん(@tobanaoto)からこんなコメントを頂きました。
一歩を踏み出せば意外となんとかなるってことなのかな。
僕から見ると本を出すってパンチで海割るくらい難しそうなのです。 https://t.co/8UiDopRoUz— 鳥羽直人 (@tobanaoto) 2016年8月27日
今回は本を描いている間の当時の心境をご紹介しましょう。
「出版社」から出すというプレッシャー
出版までの作業の流れについてざっくり説明すると、
- プロット立てて
- 一通りネームを描いて
- ペン入れする
という感じで原稿を作成しました。
プロット立てているときとネームを描いているときは一からモノを作るのに必死で余計なことは考えなかったんですが、いざペン入れ、というフェーズで「編集者さんに原稿をチェック頂く工数」が気になってきました。
ちょうどシステムエンジニアの仕事の方でも、本格的にプロジェクトのマネジメントを担当するようにするになり、会社で働いている時間というのは全て会社のお金を消費している、ということを改めて意識するようになりました。マネジメントを任されるということは、私の采配で会社のお金が無駄になってしまうことも有り得るのだ、という風にも考え、「マネジメントなんてやりたくない。荷が重い。」とプレッシャーを感じている時期でもありました。
そしてそれを出版に置き換えてみると、気になってくるのが原稿をチェックして頂く編集者さんにかかっているお金。私の原稿をチェックして頂くのも無料(タダ)ではありません。出版社のお金がかかっているのです。全く売れなかった場合、出版社のお金が無駄になってしまう、、、と自らプレッシャーを生み出していました。
「課題の分離」
今流行りのアドラー心理学に「課題の分離」という理論があります。
「課題の分離」では
自分でコントロールできるものは「自分の課題」、相手にしかコントロールできないものは「相手の課題」
と考えます。
“売れなかった場合出版社のお金が〜”というのは出版社の課題であり私の課題ではありません。
ぶっちゃけ余計なお世話かもしれません。出版社さんもそういうリスクは込みで出版の企画を出してくださっているのでしょう。(多分)
私にできることは「そのときの私が描ける中でいいものを作り上げる」ことです。それしかできない。もっといい構成があるはず、もっと上手く絵が描けるようになってから、、と思っていてはいつまで立っても本は出せません。
他の人から見たら「これはちょっとなーw」という出来になるかもしれないけれど、そのときの私にできることをやるしかないし、それが自分の実力だと思うのです。
うだうだ悩んでいる暇などありません。私がすべき行動はただ1つ。原稿を仕上げること!
ということでせっせと漫画を描くことに専念できたのでした。
ただ、本を出してさて終わり、にはならないように、私ができる範囲で宣伝やら何やらもするようにはしました。
それはまた来週にでも。
↓ノウハウの説明したもの、ではなくタイトルの通り「手紙」です。
本を書くにあたっての心構えや基本的な姿勢について書かれています。
出版社から出すにしろ、KDPなどで自分で出すにしろ少しだけ背中を押してくれる、そんな「手紙」です。
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