こんにちは、「ふりにち」のぞえ(@kz_sue)です。
今回は漫画における「描き文字」という表現技法について思っていることを書きます。
「描き文字」とは
上の画像のように、「オノマトペ」(擬音語・擬声語・擬態語とか)を漫画内に描き込んで音や物事の状態を表現する技法のことを「描き文字」と言います。
正式名称があるのか分からないんですが、CLIPの講座では「描き文字」と表現されていたので本記事でも「描き文字」という名称を使用します。
10.描き文字 – マンガを描いてみよう モノクロ編 – はじめてのCLIP STUDIO PAINT – CLIP STUDIO PAINT 使い方講座
この「描き文字」があることで、音を出せない、動かすこともできない、二次元のみで表現せざるを得ない漫画上での臨場感がぐっと増します。この表現技法がすごいな、と思うのは「二次元」なのに「三次元」の音や動きを感じさせる力がある部分なのです。何気なく読んでるし描いてるけど最初に考えた人すごい。
「描き文字」を解説した本が欲しい
そんな漫画に深みを与えてくれる技法「描き文字」ですが、「描き文字」にフォーカスを当てて解説されている書籍などはあまりないように思います。(見つけきれていないだけなのかもしれませんが)
コマへの配置の仕方から、文字の表現方法(白抜きにしたり尖らせたりとか)を色々なケースを交え、体系をまとめて解説してくれている書籍、どこかにありませんか。こんな表現方法があるんですよ〜、だけでもいい。
自分で漫画を読んで学べ、ということなのかもしれませんが、まとまっててもいいじゃない。
「まんがの描き方」を基本から解説している書籍はいくつかありますが、もうちょっと踏み込んで中級者向けの、より深みを増す「まんがの描き方」を解説している書籍が欲しいんだよなぁ、と思います。
もしくは、どこかの「描き文字」が好きなどなたかがKDPでも何でもいいので「本」として体系をまとめてくれないかな、、と待ってます。(自分は研究するほどの熱意はないので)
ここに需要があるんですよ!ということを示すのも大事ですよね。
下記ページが「描き文字」の描き方の例やクリスタの素材もまとまってて参考になりました。
クリスタの漫画用おすすめ描き文字ペン(随時更新) | Makilog
個人的に「描き文字」が印象的な漫画
私にとって「描き文字」が印象的な漫画って何だろう、と考えた結果、荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」と平野耕太先生の「HELLSING」かなぁ。
何気なく読んでる部分なので意識しないと気づけないんですよね。
「HELLSING」独特の恐怖を感じさせる「描き文字」が好きです。
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