前回「メルマガで漫画を連載してみる」ということについて書きました。

この行為には前回書いたこと以外にも、いくつかの実験要素を含んでいます。
そのうちのひとつ、「漫画雑誌→単行本のビジネスモデルをWEBで再現してみる」ということについて今回は書いてみます。

漫画雑誌→単行本のビジネスモデルとは

漫画雑誌って安いですよね。
あれだけ多くの漫画家の、クオリティの高い漫画が集まって200円台とか300円台とか。

この値段では当然ながら、雑誌単体での利益はほとんど上がらない(というか赤字)ようです。
代わりに単行本を出すことで、採算をとっているんですね。

それでも雑誌を出すメリットは、こちらの記事に書かれている通りかと思います。

出版社にとってのマンガ雑誌とは、単行本用に原稿をプールする機能が第一であって、第二に作品の宣伝でしょうか。

WEBで再現するには

さて、このWEB漫画時代に漫画家がマネタイズするための策はいろいろ検討されているわけですが、そのひとつとしてこの「雑誌→単行本ビジネスモデル」が多少なりとも使えるのではないかな、と。

今それを個人でWEBで再現しようとすると、ブログやnoteに漫画を掲載→電子書籍化というのがオーソドックスな流れでしょうか。

でも紙の雑誌って、基本的に買い逃すと読めなくなりますよね。
単行本に価値が生まれるのは、そういうところにも理由があるような気がします。

で、そこまでWEBで再現しようとするなら、一番近いのはブログやnoteではなくメルマガかな、という結論に至りました(メールマガジンと言うだけありますね)。

ホントはメルマガも有料でもいいかなと考えたのですが、体調崩したりネタが無かったりで休む可能性も大いにあるのでここは無料にしておきました。
いいんです、こちらは「雑誌」なので、赤字でも(笑)。

アイキャッチは、明日配信予定のメルマガに掲載した漫画のひとコマです。


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投稿者プロフィール

岡野 純
会社員×おとうさん×漫画家。ブログ『純コミックス』(http://jun0424.com)主宰。著書にKindleベストセラーの「マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門」「やる気クエスト」 など。Amazon著者ページ:http://goo.gl/4Rw83Y