アイキャッチ画像に使える絵がなくて、二次創作として執筆中の原稿から絵を貼り付けた勇者、永理です。こんばんは!

ついでに、現代日本におけるオタク文化の根幹をなす(?)二次創作について、ちょっと語ってみようかと。まあ、そんな大上段に構えるほどのことでもないけども。

二次創作とは

まず、二次創作とは何かというと。マンガやアニメ、その他の(多くの場合)著名な創作物に対して、作品のファンが関連するパロディを創作すること。本編には描かれていない部分を想像したり、新しいストーリーを捏造したりして楽しむ。みたいなことで良いかと思うのですが。

もっというと、現在主流として創作されている捏造パターンとしては、お気に入りの登場人物同士が恋愛関係だったらという想定の創作。で、これ以上は、あまり掘り下げることはしないでおこうと思いますけれども。

ときめく恋愛マンガが描きたいとして、なぜ二次創作をするのかという理由のひとつを書いてみます。

二次創作の描き手側からのメリット

恋愛というのは、ひとつの大きな人類共通の関心事ではありますが、大枠で共通の「ときめき」みたいな要素はあるのかもしれないにせよ、かなりの部分が人それぞれ好みがありますよね。

好みの相手からの壁ドンならきめくけれど、嫌いなタイプだったらむしろ「やめてください」、とか。

一方で二次創作の場合は、最初からどの作品の誰と誰の恋愛ストーリーかということが指定されているという特徴があります。

つまり、描き手と読み手のマッチングがはじめからできているというわけです。

描き手が描きたいものを描いて、それをpixiv等の専用SNSや、同人誌即売会などで頒布すれば、読み手の方から検索して探して見に来てくれます。

これは相当大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

もちろん一定水準以下の品質だと、手に取ってもらえないこともあります。それでも完全なるオリジナル作品よりはよほど関心を持ってもらいやすいことは確かです。趣味を同じくする読み手ですから共感も得やすいことでしょう。

描きたいことを描いて、それを読んでくれる人がいる、そして伝えたかったことが伝わるという経験は、創作のための大きなモチベーションになります。

また、即売会等のイベントに出展すれば、その日に間に合うように頒布物を作ろうとするので、〆切ができます。

通常は、素人には〆切はありませんから、「マンガを描こう」としてもなかなか日々の忙しさにまぎれて後回しになってしまいがちです。わたしの場合は〆切がなかったら10年で一本くらいしか描けませんでした。(ひどすぎる)

まとめ

以上。一般的には後ろめたいことも多い二次創作活動ですが

「最初から読者が一定数以上いて、需給のマッチングができているニッチなマーケットに向けて製作することができる」=「自分の好きなことが描ける」

「〆切がある」

点において、創作活動を促進するためには大きなメリットがあると感じている次第です。

まあ細かくみると、もっといろいろなメリットや、もちろんデメリットもありますが。当面、もう少し二次創作界隈で修行しようかなと思っています。

来週の予告

それとは別に、オリジナル作品を描きたいという気持ちもあるので、そっちはどうしようかな? 今の執筆スピードだとそんなにいろいろ描けないのだけれども、スピードアップのためにもたくさん描かなくてはならないし。

オリジナルは〆切がないのが難点です。で、ふと思ったのですが、この問題を克服するために、この連載上で、毎週進捗を報告しながらメイキングとかしてみたらどうかなと。

この思いつきがうまくいくかわかりませんが、とりあえず来週からちょっとずつブログ上でオリジナル作品の製作をしていこうかな? と思ってます。

ではまた来週〜。永理でした。


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