素人がマンガを描いてどうすんの？という問いに対するわたしなりの答え

こんにちは！　はじめまして永理です！

マンガ家になりたいかといわれたら、そりゃ、なれるならなりたいかも！なわけですが。

でも、なんででしょう。

フットサルをやっている人に「Jリーガーになりたいの？」とか、ふつー聞かないですよね？

なのになんでマンガだと、何かになろうとしてるみたいに言われるんでしょうか。

マンガ家のほうがJリーガーより簡単になれそうに見えるってことなんでしょうか。

それともわたし自身がなにかになりたそうに見えるってことでしょうか。

 

ともあれ。

たぶん、フットサルをやる人はやりたいからやってるんでしょう。それをやって何になりたいとかじゃなくて。

ポケモンGOも。やって何かになるわけじゃないけども、みんなやりたいからやってるだけでしょう。おそらくは。

そんなことは世の中にいっぱいあります。

 

 

つまり、わたしが言いたいのは。

わたしも単に、マンガを描きたいから描いているんです。

もちろん、描いた結果として、何かになれるならなりたいかもしれない。

けれども、べつに何かになるために描いているわけじゃない。

何にもなれないとしても、わたしはただ描く。

マンガを描くことそれ自体が目的なんです。

そして、どうやらわたしはそういう生き方しかできないっぽいです。

 

 

たとえば、Skypeで英会話を習っていた時も、毎日レッスンしているというと、「えらいね」とよく褒められましたが、あまりぴんとこなかった。

だって、先生と仲良くなって友達になって、話したかったから話してただけ。ふつうに友達と毎日話してえらいねって言われませんよね？

ただ結果としてTOEICの点はあがりました。

それはそうなのだけど、TOEICで高いスコアを取るためにレッスンを受けていたわけじゃないんです。

好きな先生と英語で会話をする、ちょっとずつできるようになるということ自体が楽しかったからやっていただけ。（なので、好きな先生がやめてしまったあと、レッスンさぼってます。あああ。）

 

 

結局わたしは、AのためにBをするという、二段構えの方法論が向いてない。

AがしたいからAをする。

それしかない。

 

そもそもなんで稼がないといけないのか。

生きるため。

それ以上は、好きなことをして豊かな人生を送るため。

そうやって十分なお金を稼いだあとでやりたいことといえば、わたしの場合はマンガを描くことでした。

それしかない。

なのに。

 

 

わたしはずっと、はじめからマンガで「十分稼ぐ」を実現できないのなら、まず「十分稼ぐ」を先にやってからじゃないと、マンガを描いてはいけないと思っていました。

まるで「宿題をやってから遊びにいきなさい！」みたいに。

でも、そもそも「十分なお金」ってどのくらい？

このままじゃ「宿題」をしているだけで一生が終わっちゃいそうなんだけど、いいの？

 

 

そしてわたしは気がついてしまった。

べつに好きなマンガを描くのは、稼いでからじゃないとできないわけではないということに。

そうだよ！

それに。

わたしは「マンガ」においても、「やりたいからやっていた」ことの結果として、「稼ぐ」というルートに進めるんじゃないかと思いました。

 

 

たしかに「稼ぐ」と「好きなこと」のバランスをうまくとりながら、ときには多少妥協したりもしつつ、両立しようとする方が現実的に得策に思えます。

この「あたらしいマンガ道」の主催のみなさんは、そういったことを工夫しながらうまくやっているように見えて、とてもうらやましかったりもしています。

しかし。しかし。今までの人生では、わたしにはそれがうまくできませんでした。なので、そっちのルートは別の人におまかせして。

自分はちょっと別のアプローチから進もうとしています。

 

 

もしも、やりたいことをやって、結果的に「稼ぐ」まで到達しなかったとしても、すくなくとも「好きなことをやった」人生にはなるわけで。

そっちのほうが、逆よりはましな気がするのです。わたしにとっては。

それに、自分を卑下したり、できないと決めつけるわけではないのですが、多少いやなことを頑張った程度では、好きを犠牲にして人生をかけることに見合うほど稼ぎは得られないんじゃないかという気がしてしまうのです。

 

そんなわけで、自分なりの「あたらしいマンガ道」。

ゆっくり楽しく歩んでいきますよ。お散歩のように。

ではまた！来週の金曜日まで！

永理でした！

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